100機〜200機のドローンを使い、上空に企業のロゴやQRコード、イラストなどを表示するドローンショーが日本国内で浸透しつつあります。
2022年6月に開催された金沢城を舞台にした「5Gドローンショー」や、東京オリンピックの開会式でドローンを使ったパフォーマンスが行われ、世界中で注目を集めています。
一方で、ドローンショーを開催するにはいくつか条件があり、全ての地域で実施できないなどの障壁があります。
そこで本記事では、ドローンショーの開催で障壁となる規制やドローンショーを実際に行う流れを詳しく紹介します。
・ドローンショー開催時にクリアするべき規制
・日本でドローンショーを開催する際の障壁
・ドローンショーを実施する流れ
ドローンショーとは
ドローンショーは、LEDライトを搭載したドローンを複数台同時に飛ばし、花火に似た演出や企業のロゴを上空にする未来のエンターテイメントです。
イベントや企業の宣伝としてドローンショーが開催され、日本でもドローンショーが増えてきました。
ドローンショーで使用されるドローンは、プログラムによって制御しているため、人の操作はボタン一つで完了します。
・赤川花火
・横浜開港祭
・FIREWORKS illuision いわみざわ公園花火大会
2022年はドローンショーが各地で行われ、SNSでもドローンショーを見た人からの投稿が集まっています。
また、ドローンは花火と比べると二酸化炭素の排出量ないため、環境にも優しいという特徴があります。
日本は比較的大気汚染が少ない国ですが、2050年にむけて二酸化炭素の排出量実質ゼロにむけて動いているため、今後はドローンショーの方がメインになると予測されてます。
このように世界中で注目が集まっているドローンショーですが、デメリットも存在しているのでしっかり把握しておきましょう。
まず、日本はドローンの規制が厳しいため、開催できる場所に限りがあるというデメリットがあります。
さらに、妨害電波による事故や、衝突による怪我や物を破壊してしまう恐れもあるので注意が必要です。
ドローンの性能は日々向上し、関連する法律も見直されているので、今後はドローンを利用しやすい環境になりつつあるので、今よりもドローンショーが開催されることが推測できます。
ドローンショーを実施する際にクリアすべき規制
ドローンショーを開催するにはいくつかルールを守る必要があります。
1.航空法
2.小型無人機等飛行禁止法
3.民法
4.電波法
5.道路交通法
6.都道府県、市町村条例
ドローンショーを無許可で実施すると、罰金または懲役刑もしくはその両方を課せられてしまう恐れがあります。
そのため、ドローンショーを開催するにはその地域に届け出を送り、さらに国土交通省に飛行許可申請を提出する必要があります。
しかし、ドローンショー代行会社に一任することで、申請業務も全て代わりに行ってくれるので初めてドローンショーを開催する方でも安心して利用できます。
ドローンのルールはとても難しく複雑なので、ドローンショーを開催する際はプロに任せることをおすすめします。
日本の都心部は建物の凹凸が多いため実施箇所が難しい
日本の都心部はとても狭く、建物密集地域であることからドローンショーを開催するのはとても難しい環境となっています。
ドローンショーは花火と同じく、建物の影響を考える必要があるので、ドローンを飛行させる空間を確保できないとイベントを開催できません。
そのため、花火大会が開催できるような場所であればドローンショーも開催できる可能性が高まります。
また、横浜のみなとみらいは海に面しているので、海上でドローンショーが開催された過去があります。
ドローンショーを実施する際の申請の流れを聞いてみた
ドローンショーを代行してくれる企業は国内では3社ありますが、その中でも「株式会社ドローンショー」でイベントを開催する流れを解説します。
お問い合わせ | 1.飛行目的(イベント内容) 2.飛行場所 3.飛行日程 4.飛行台数 5.予算 |
イベント当日まで | 1.ミーティング 2.ロケハン 3.ロケハンの結果報告 4.依頼内容の確定 5.ミーティング 6.アニメーションの作成や各種申請 7.テストフライト 8.リハーサル 9.当日 |
依頼主は基本的に要望を伝え、その要望が実際に通るのか話し合いをするだけで完了します。
また、アニメーション作成、地域や国土交通省の申請は、株式会社ドローンショーが代行します。
飛行スキルや知識がなくてもドローンショーは開催できるので、気になる方は「株式会社ドローンショー」にお問合せしてみましょう。
まとめ
ドローンショーはハードルが高いと思われがちですが、ドローンショー運営会社の代行があれば誰でも気軽に開催できます。
また、日本国内でのドローン飛行は規制が多いというデメリットがあることを覚えておきましょう。
もしドローンショーの開催場所に悩んでいる方は、花火大会を実施できる場所であれば、同じくドローンショーも開催できる可能性が高まります。
今後はドローンショーが当たり前のエンターテイメントとして認識されるようになるので、今のうちにドローンショーを開催し、有名なお祭りとしてポジションを先取りできるかもしれません。