ドローンショーはドローンを使ったイベントのことですが、実際にどのようなことをするのか知らない人も多くいると思います。

また、新規でドローンショーを依頼するときは、費用を優先して会社選びをする方が大半です。

しかし、ドローンショーは費用だけでなく、会社ごとの仕組みや料金の事例を確かめてから選ぶことがとても大事です。

そこでこの記事では、ドローンショーの特徴や費用・ショーの事例などを詳しく紹介します。

さらに、それぞれの事例や費用を比較検証しコスパがいい会社を紹介するので、新規にドローンショーを開催したい場合は本記事を参考にして依頼するようにしましょう。

この記事でわかること

・ドローンショーの概要
・ドローンショーの仕組み
・ドローンショーで使われるドローンについて
・ドローンショーにかかる費用の相場
・ドローンショーを実施するまでの流れ
・日本でドローンショーを運営している会社

ドローンショーとは

ドローンショーは、数百から数千機のドローンを飛ばした演出で、上空に個性的なイラストやデザインを作り出すイベントです。

また、それぞれのドローンはLEDライトを搭載し、花火や企業のロゴ、映像などを上空に映し出します。

従来の花火は大きな音と大量の煙が発生しますが、ドローンショーで使われるドローンはLEDライトで演出するため、大きな音や煙が一切出ないことから、ドローンショーは環境に優しくきれいな花火を見られるという大きな特徴があります。

さらに、実際の花火は風や雨など天候に左右されますが、ドローンショーであれば天候の影響を受けないため安心してイベントを実行できます。

ドローンショーの仕組みはそれぞれのドローンがプログラミングで制御され自動的に動き、複数の人間が操作をせずに済むことがメリットです。

しかし、ドローンはバッテリーの影響で飛ばせる時間が制限されているため、長くても20分程度の飛行しかできないため、ドローンショーは10分で終わってしまいます。

また、ドローンショーは宣伝活動として実施されることが多く、空のエンターテイメントとして見る人に楽しんでもらえることと、企業の認知度が高まるため一石二鳥のイベントとなっています。

ドローンショーの仕組みとは?

ドローンショーの仕組みとは?の画像
出典:PRTIMES

ドローンショーは、人間の代わりにプログラミングで動かされている多くのドローンが用いられ、LEDライトを搭載して個性的なデザインを作り出す仕組みになっています。

また、ドローンの操縦を自動化することで必要な人員を減らし、移動距離や飛行タイミング、高さを事前にプログラミングできるためイベント当日は起動スイッチを押すだけでドローンを飛ばせます。

しかし、全自動化するとプログラミングでうまくコントロールできない部分もあるため、目視による監視を徹底し、修正する必要があります。

ドローンショーはどんな文字やロゴでも浮かべられる?

ドローンショーで表現できる文字やロゴは使用するドローンの台数によって変わってくるため、サイズを大きくするためにはドローンを増やす必要があります。

文字やロゴは自由に決められるため、企業のロゴを上空に映し出すことで見ている人へのアピールが可能となり、高い宣伝効果が得られます。

また、細かいデザインでもドローンの台数を増やし、LEDライトの色を使い分けることで企業のロゴやQRコードも作成可能です。

このため、ドローンショーはテーマや目的を決め、より多くの人にサービスや特徴を認知してもらうきっかけになるイベントとして企業におすすめです。

ドローンショーに使うドローンは?

ドローンショーに使われるドローンはメーカーごとに特徴があり、日本国内以外に中国や韓国の会社に依頼する傾向があります。

ちなみに東京オリンピック2020では、パソコン部品を製造するノウハウを生かした実績があり人気の企業である「intel社」のドローンが使用されました。

intel社のドローンは、高い性能を持つ数千機を1つのパソコンで管理可能なため、平昌五輪や他のイベントでも使われた実績があります。

またドローンの本場である中国では、「HIGH GREAT社」がドローンショーにおいて5,200機のドローンを使用したことでギネス世界記録に認定されています。

ドローンショーにかかる費用の相場は?

ドローンショーでかかる費用の相場は「100台規模でおおよそ500万円」になりますが、依頼する会社によってかかる費用が変化します。

また、ドローンショーを開催するためには必要なドローンを揃えることだけでなく、アニメーション制作や場所の確保、イベントの案内などにも費用がかかります。

このため、最初に相場を確かめた後に依頼予定の会社担当者と相談・見積もりすることで、最適な提案を選びやすくなります

ドローンショーの費用の内訳は見積書に記載されていますが、アニメーション制作費、リハーサル費以外に進行管理費や現場運営費、現場視察費なども含まれています。

また、安全にイベントを進めるため保険に加入し、場所を確保するために航空省から許可を受ける手続きの費用も用意する必要があります。

まずはドローンショーの開催に必要な費用相場を調べ、ドローンショーを運営する数社と連絡を取り、見積もりを比較してから会社を決めましょう。

ドローンショーを実施するまでの流れとは?

株式会社ドローンショーのお問い合わせ画面
出典:株式会社ドローンショー

ドローンショーを実施するまでには以下のステップがあり、手順を確かめて段取りを決める必要があります。

ドローンショーを実施するための手順

問い合わせ
ロケハン
アニメーション作成
許可申請
リハーサル
ドローンショー開催

最初に、ドローンショーの開催が決定したら会社に問い合わせ、公式ホームページのフォームに必要事項を入力して送信します。

その後は初回ミーティングが行われ、ロケハンで希望する場所で開催できるか調査します。

調査の内容は広さ、周囲や電波の送受信の環境があり、困難な場合は別の場所を選ぶことが必要です。

アニメーション作成は場所を確保してから行いますが、かかる時間はおおよそ1ヶ月程度となります。

アニメーション作成と同時に航空局に飛行許可申請して2週間後に結果が出るため、並行して行うようにすることが大事です。

最後にリハーサルで作成したアニメーションが正常であるか確かめ、完了後は実際の現場で練習して当日に備えて調整します。

全ての準備が整ったら、いよいよドローンショーのイベントがスタートできます。

日本でドローンショーを実施している会社を紹介

ドローンショーを実施する会社は日本国内では株式会社ドローンショー」、「株式会社レッドクリフ」、「有限会社ティーツーアール」のわずか3社のみです。

「株式会社ドローンショー」は石川県金沢市にあり、2020年4月に設立された新しい会社ですが、低コストで高いクオリティを実現しています。

最近では金沢城公園で5Gドローンショーを開催し、ドローンで世界を変えることをモチーフにしています。

次に、「株式会社レッドクリフ」は日本最大のドローンショー運営会社であり、多くのドローンを使ったイベントを開催しています。

また、屋外イベントや記念イベント、オープニング、花火大会、スポーツイベントなど目的に合わせた日常のエンターテイメントとしても人気です。

最後に、「有限会社ティーツーアール」はイベント企画や運営で25年の実績があり、ドローンショー実現のためのノウハウを活かしています。

また、イベントのディレクションも行っているため、ドローンショーが成功できるように努めているという魅力があります。

以上のように、日本国内でドローンショーを実施する会社は3社のみになりますが、イベントの趣旨に合ったドローンショー運営会社を選ぶようにしましょう。

ドローンショーに関してよくある質問

ここからは、ドローンショーに関するよくある質問を一問一答形式で紹介します。

Q:イベントには何台のドローンが必要ですか?

A:費用や実施場所に応じて最適な台数を提案いたします。

日本では諸外国より航空法や電波法のハードルが高く、要望に合わせて台数を決めテーマの表現やLEDの光らせ方などお客様に感動を与えるよう努めてまいります。

Q:ドローンショーにはどれくらいの費用がかかりますか?

A:費用は新規にアニメーションを作成することや音楽などを準備すると高くなりますが、通常の場合は100台で最低金額は600万円です。

ただし、正確な金額を知るためには見積りで要望を伝え、お問い合わせをおすすめします。

Q:ドローンショーを実施できる時間は何分ですか?

A:最大で15分になります。

ただし、複数のドローンを準備することで実施できる時間は長くなるため、希望する際には気軽にお問い合わせください。